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みかんの効能

 みかんは、秋の終りごろから出回り始めるもの、とばかり思っていましたら、近ごろでは夏の暑いときにも店先に見かけるようになりました。冬のものに比べると、小ぶりで甘みが強いように感じるのですが、同じ栄養成分を備えているのでしょうか。

 みかんの成分といえば、ビタミンCが代表格。100g中に35mgも含まれているのですから、ビタミンCの供給源としても手軽に食べたいもの。普通一日3個食べると、一日分のビタミンC必要量は充分といわれています。その他、ビタミンA、カリウム、ペクチン、クエン酸も含まれています。ですから、風邪の特効薬として昔から用いられてきましたし、食欲増進、便秘などの薬効も見逃せません。

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 袋には食物繊維が多く含まれていることから便秘に効果的ですし、皮にも薬効が認められているのです。漢方古書によると、みかんの果皮には、せきを止める、たんを除く、胃を活発にするなどの効用があり、日本薬局方に定められた健胃薬となっています。果皮の新旧により効果にも相違があり、古書では古いものほどよいとし、〝陳皮”という名で漢方薬や中国料理に用いられます。

 皮の効用といえば、皮をお風呂に入れて身体を温める、という薬効があります。
 果実ばかりではなく、皮にも効用があるのですから、みかん1個の効用は大きいといえるようです。ただ、最近のみかんにはワックスや農薬などの心配がありますから、安心なものが手に入ったときには皮も利用したいものです。

風邪のひき始めに焼きみかん

風邪にかかったかな、と思ったら果汁を飲むのが早道。
 みかんはよく洗って水気をふき、丸ごと焼き網にのせて弱火で焼きます。時々転がしながら、皮がほぼ黒くなるまでじっくり焼くのがコツ。そのまま食べてもいいのですが、熱い果汁をしぼり、そこにしょうが汁を少量加えて飲むとさらに効果的。身体が温まり、発汗してきますから、ひき始めの風邪なら割合すぐによくなります。

せき、のどの痛みには煎じ液

熱があり、せきが出て、のどが痛むといった風邪には、家庭で作る果皮を煎じた液を飲みます。

果皮に心配のないみかんが手に入ったときにまとめて作っておきましょう。作り方は、みかん10個分くらいの果皮をお湯でよく洗い、粗く刻んでざるに広げ、風通しのいい所で干し上げます。1週間から10日くらいですっかり乾燥するでしょう。これを保存瓶に入れておいて使います。

果皮としょうがを各6gに水500ccを加え、半量になるまで煎じ、これにはちみつを少量加えて飲みます。3回に分けて飲むと、せき、のどの痛みがうすれ、熱も下がってきます。

胃炎には果皮の粉末

 胃が炎症を起こし、シクシク痛みのあるときには果皮を粉末にしたものがいいでしょう。

 果皮をさらに細かく刻み、フライパンで少しいります。乾燥しているうえに熱が通りますからすぐ粉末にできますが、できないようならすり鉢を使います。これを大体5gにお湯を適量注ぎ、それにほんの少量のはちみつを加えて飲みます。胃が温められて穏やかになります。時々胃が痛む人はミキサーで粉末にしておいてはいかが。

しもやけに温かい果汁

みかんをちょっと火で焼いて温かくし、それをしぼり、果汁をしもやけのできている足指や手指につけて、よくマッサージします。
血液循環が促されて温まってきます。足や手を温めながら毎日行ないましょう。

冷え性にいいみかん風呂

 食べ終わったみかんの皮をよく洗い、5~6個まとめて布袋に入れ、沸かしたお風呂に浸します。みかんの皮の精油成分がお風呂に溶け出し、毛細血管を広げてくれますから、身体が温まり、血液の循環がよくなり、冷え性、リューマチ、神経痛などに効果があります。みかんの袋で手足を心臓のほうに向かってマッサージするとより効果がアップします。お風呂の温度はややぬるめにし、少し長めに入浴したほうがじっくりと身体が温まるでしょう。

畳はみかんの煮出し汁でふく

長い間使い続けた畳は黄ばみがひどいもの。みかんの煮出し汁で少しはよみがえらせて。
食べ終わったみかんの皮5~6個分に水を加えて火にかけ、15分ほど煮出します。この煮汁を入れたお湯でぞうきんを絞り、畳をふくのです。皮からの成分で少しは黄ばみも解消します。

鋼についた魚の臭みをとる

魚の臭みが鍋についてしまい、洗ってもなかなか取れないときは、みかんの皮と水を入れ、そのまま煮立たせます。皮の成分には精油が含まれていますから、これでいやなにおいがなくなるはずです。みかんだけではなく、オレンジ、はっさく、伊予柑でもOKです。

食器洗いにみかんの皮

食器洗いに洗剤を使わなくてもみかんの皮があればきれいになります。汚れを皮の白い部分でふきとったあと、表の皮のほうでもう一度こすります。あとはお湯で洗い流すだけ。油料理のお皿も、この方法で汚れが残りません。

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