すいかの効能

すいかは、漢字で西瓜と書きますが、これは中国に伝えられたままの名前を用いたもの。原産地はアフリカで、中国へは西から渡ってきたことになり、ウリ科の果物でしたから、この名前がつけられたわけです。日本には平安時代にすでに入っていましたが、16世紀の終りに再度オランダ人によって伝えられたそうです。

すいかの薬効は、利尿作用にあります。アミノ酸の一種であるシトルリンが含まれており、これが利尿作用に働くため、昔から腎臓病の妙薬といわれ、腎臓だけではなく、心臓病、高血圧などにも用いられてきました。また、中国では暑気あたりや糖尿病に用いる漢方の〝白虎湯″と同じ働きをするといわれ、すいかを別名〝天然の白虎湯″とも呼んでいるそうです。

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それに、思いのほか栄養的にもバランスのいい食べ物です。水分のほか、ビタミンA、B1、B2、C、カルシウム、カリウム、リン、鉄分、アミノ酸が含まれています。ただ、胃腸の弱い人や冷え性の人は食べすぎないように。かえって逆効果になります。

すいか糖の万能薬的効果

昔、すいかのとれない季節に、腎臓病の人の妙薬として作り出されたのがすいか糖です。心臓病、高血圧、妊娠、その他水分のとりすぎによるむくみなどに、また、風邪でのどが痛い、たんがからむときなどにも有効です。少し面倒なのですが、すいかが出回る季節に、すいか糖を作っておいてはいかが。

すいか2~3個の果肉をしぼり、そのしぼり汁を鍋に入れて、中火で気長に、こびりつかないようにしゃもじでかき混ぜながら煮つめます。5~6時間かけて200ccくらいまでにし、汁にとろみがつき水あめ状になったらさらに煮つめ、どろどろ状で出来上りです。瓶に移して保存します。

特に種も一緒に煮るとより効果があります。煮つめて、果汁が1/3のところで種を取り出し、さらに煮つめるのです。種には、止血、痛み止めの薬効があります。飲むときは10ccをお湯に溶いて。

熟、せきにはしぼり汁

すいかの果肉をしぼり、そのしぼり汁を飲みます。少し冷やしておくと効き目がよりアップします。うわごとを言うような熱のときもしぼり汁で熱が下がり、せきや舌のかさかさもよくなってきます。

口内炎にもしぼり汁

ヒリヒリ痛みを伴う口内炎にもしぼり汁です。すいかを少ししぼり、その汁を口に含み、しばらくして吐き出します。数回くり返すといたみが治まってきます。

すいかの皮で、肌のマッサージ

皮をちょっと水で洗い、小さく切り、それで顔、手、ひじ、ひざ、かかとなどをマッサージする要領でこするのです。あとは水で流します。肌荒れもなくなり、つるつるになってきます。

日焼けにすいかバック

日焼けにすいかパック
食べ終わったすいかの皮を洗って冷蔵庫で冷やし、それをほてった肌にはります。冷たくした皮が熱を奪いますから、ほてりは治まってきます。乾いたら取り替えて、早めに熱を除きます。日焼けは一種のやけどですから、ひどくならないようにあとの始末をきちんとしておきます。

すいかの漬物

皮を洗って漬物にします。ぬかでも、塩漬けでも。皮の部分には、コレステロールを少なくする、血管拡張をするなどの作用を持つ成分が含まれています。外側の緑部分は取り除いて、白い部分だけにし、バナナくらいの大きさに切って漬けます。2~3日でおいしく漬かります。

すいかの種をだしの素に

すいかの種も利用を。種を集めて洗い、フライパンで軽くいり、乾かします。これを袋に入れ、沸騰したお湯に1~2分、一煮えしたら引き上げます。これでおいしいだしの出来上り。だしをきらしたときは、こんな利用法も試してみては。

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