びわの効能

原産地中国では、実や葉ばかりではなく、花、種、根も薬用に使っているそうです。日本には、奈良時代に伝えられ、この時一緒に薬用としての使用法も伝来されたようで、施薬院にびわの葉療法が行なわれていたと記されています。また、江戸時代の記録によると、夏には「びわ薬湯売り」という商売が町中を歩いていた、とありますから、びわは古くから人々の治療薬であったといえましょう。

ごく最近では、こうした効果が再び見直されたせいでしょうか。びわ温灸などが復活しはじめているようです。

びわの実には、糖質、カロチン、ビタミンB、リンゴ酸、クエン酸、カルシウム、鉄分などが含まれています。風邪のせき、のどの渇きなどに薬効があります。葉には、サポニン、タンニン、ビタミンB1が含まれ、せき止め、去痰、暑気あたり、腸炎などに薬効があります。最近では、葉から抗ガン成分が発見され、ますます注目されるようになっています。

スポンサーリンク

のどの渇きにはそのまま

のどが渇くときには、実を食べます。びわの水分がのどの渇きを潤してくれます。特に風邪で熱があるときには思いのほか効果があります。2~3個ほどで渇きには充分といえましょう。ただ、とってからあまり時間がたったものは水分が少なくなっていますのでご注意を。

せき止めには葉の煎じ液

せきがかなりひどいときには、葉の煎じ液を飲みます。
びわの葉20gを、よく洗い、産毛を取り除き、これに300ccの水を入れて、半量になるまで煮つめた液を飲みます。のどや肺が潤いますから自然にせきが止まります。煎じ液が苦手な人は、びわの実をしぼった汁に葉と氷砂糖を加え、これを弱火で半量くらいまで煮つめたものを飲んでもいいでしょう。

びわ茶の風邪やたん予防効果

びわの葉を煎じるのではなく、もっと手軽に作るお茶は、風邪予防やたんの予防、また夏バテ予防や疲労回復にも効果があります。簡単ですから作ってフリージングしておいてはいかがですか。
びわの葉をよく洗い、表面の産毛はタオルでふきながら除き、陰干しにしてよく乾燥させます。すっかり乾燥し、つかむとパラパラと崩れる程度になったら、手でもんで、細かくお茶のようにします。

これを、お茶と同じようにいれて毎日飲みます。また、これでうがいをすると、たんが予防できますので、多めに作り、フリージング用ポリ袋で冷凍するか、お茶缶などに入れて保存しておきたいもの。

あせもにびわ葉湯

びわの葉の煎じ液を、そのままガーゼなどに浸し、湿布すると、あせもや皮膚炎に効果があります。また、お風呂に入れて入浴しても、あせもには功を奏します。煎じるのが大変なときには、乾燥させたびわの葉を布袋に入れて、水から沸かし、入浴します。これでも結構皮膚炎やあせものかゆみは治まります

スポンサーリンク

一緒によく読まれている記事