かぶれに効く果物, 口内炎に効く果物, 整腸効果のある果物, 筋力を強化する果物

栗の効能

 栗にもいろいろと種類があり、また名の通った栗も多くありますが、よく知られているのは、〝丹波栗″″天津栗″ といったところでしょう。どちらも地名から名づけられたもの。丹波栗は用明天皇 (在位585-587) のころに、丹波の栗を献上したことから名が通ったといわれています。天津粟は中国種のもので、やはり天津地方でとれるもの。小粒でおいしいことから輸入され、甘栗として販売されています。

 ところで、お正月の祝儀や古くは出陣や勝利の祝いに用いたのが勝ち栗ですが、これは、本来は保存食として、蒸して乾燥した栗を臼でついて殻と渋皮を除いたものなのですが、かちを勝ちにかけて縁起物とされたわけです。栗もさまざまなことに利用されていたのです。

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 漢方の古書によると、「主として気を益し、腸を厚くし、人をして飢えに耐えしむ。生食すれば腰部の不随を治し、筋骨の切れたるを療す」 とありますから、薬効としては胃腸を丈夫にして、足腰を強くするのです。

 また、日本では昔から、葉を煎じた液が民間薬として活躍し、漆にかぶれたときや毛虫で湿疹になったときなどに用いられていました。

足腰が弱くなったら生食を

 年を重ね、足腰が少しずつ弱くなったな、と思う人は生で食べます。朝晩、1~2個をかみ砕いて食べると、徐々に筋力が強くなります。でも、相当にかたいものですから、歯が傷んだり、折れたりするかもしれませんので気をつけて。また、消化が悪く、食べすぎると胃に負担がかかりますから、胃腸の弱い人は避けることです。

口内炎に煎じ液でうがいする

 口内炎には、栗の葉や渋皮を煎じ、その液でうがいをすると痛みが薄れていきます。
 葉は落ち葉でもかまいませんが、手っとり早いのは渋皮でしょう。渋皮100gに水600ccを入れ、半量になるまで煎じ、これでうがいをします。続けて2~3日は行ないます。

かぶれ、靴ずれにも煎じ液で湿布

漆かぶれ、ぎんなんかぶれ、白髪染めかぶれ、おむつかぶれ、靴ずれなどの接触性皮膚炎ができたときには、葉や渋皮の煎じ液で冷湿布すると、炎症が治まり、かゆみや痛みなども落ち着いてきます。
 ガーゼに煎じ液を浸し、かぶれたところにこれをはりつけておきます。乾いたらはり替えます。煎じ液の作り方は口内炎のうがい液と同じです。

栗の渋皮は冷凍してむく

 粟の鬼皮は熱湯に10分くらいつけてからむくと、楽にうまくむけます。あとは渋皮をもう一度むくことになります。一度に簡単に渋皮までむくには、かるくゆでてから冷凍し、そのあと半解凍状態でむくと、一気に渋皮まできれいにむけます。ただし、生では冷凍しないこと。

栗の保存

 秋にとれる栗をお正月に使いたいときには、渋皮をつけたまま半ゆでにして冷凍すると保存できます。また、甘露煮にして冷凍してもかなり長もちします。

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