便秘に効く果物, 冷え症に効く果物, 疲労回復に効く果物

あんずの効能

あんずの英名はアプリコット。現在ではカリフォルニアが主要産地になっています。原産地は中国。中国では杏子と書きます。杏子の林を杏林といい、これは医者のことで、昔、中国の名医が治療代を取る代りに杏を植えさせ、数年で林になったという故事に由来しています。

あんずの主な薬効は、その種に含まれているのです。種の殻を取った中の核(仁) に薬効があり、それは〝杏仁″と呼ばれています。これが漢方薬の主成分で、せき止め、のどの痛み、便秘に効くのです。

この〝杏仁″という文字は中国料理店のメニューのデザートの中で見かけることがあります。あの杏仁豆腐です。甘ずっぱくて、くせのある香りが、杏仁というわけです。これは、薬用にする杏仁とは種類が少し違うのですが、薬効がないわけではありません。やはり、せきを緩和する、のどを潤すといった効果を持つのです。また、杏仁湯と呼ばれる飲み物も、消化を助ける働きをする杏仁を使った中華デザートの一つです。

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なるほど長い歴史の中で植物を食生活にも用いてきた中国ならではの食べ物といえましょう。
種はともかくとしても、あんずにはどのような働きがあるのでしょうか。あんずの成分は、リンゴ酸、クエン酸、ブドウ糖、果糖、ビタミンA、B2、C、鉄分、リンなどです。身体を温め、腸の働きを整え、疲れを回復させる効用があります。ゆえに、冷え性、便秘、疲労回復の薬効を持っています。特に干しあんずにはミネラルが多く、手軽に食べたい乾燥果物です。

冷え性にはあんず酒を

冬は身体が冷えやすく、特に手足が温まりにくく、また夏は手足がほてりやすいという人は、冷え性で、あまり血液の循環がよくない人です。あんずには身体を温める働きがありますから、干しあんずを毎日数個ずつ食べるようにします。あんずの作用で少しずつ身体が改善されていき、冷え性もよくなるはずです。

よりがんこな冷え性の人には、あんず酒がおすすめです。あんず1kgをよく洗い、保存瓶に入れ、氷砂糖400g、ホワイトリカー1.8ℓを注ぎ、3か月保存し、実を取り出して、そのまま2か月ほどさらに放置します。毎日盃1~2杯くらいずつ飲むと効果的です。

便秘にはそのまま食べる

生でも干したものでもあまり効果のほどに変わりはありませんが、生のものは手に入りにくいことがありますから、手軽なのは干しあんずです。一日3回1~2個ずつ食べましょう。綬下作用がありますから、腸の動きが活発になり便の通りがよくなるでしょう。

暑さ負け、疲労回復に干しあんず

成分のクエン酸、リンゴ酸、ブドウ糖などは疲れを回復させる作用を持つものです。干しあんずはカロリーの点からも、すばやく効果を表わす食べ物です。夏の暑さで疲れがたまり夏バテ状態が起きたとき、激しいスポーツで疲れが蓄積したときなどに干しあんずを数個食べます。糖分が作用して、早く元気が出て、またクエン酸の働きで疲労も回復するはずです。

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