いぼに効く果物, 便秘に効く果物, 手足の荒れに効く果物, 痔に効く果物

いちじくの効能

 いちじくは、〝無花果″と書くように、本当に花らしい花がなく、すぐ実をつける不思議な果物です。数個だけ生のまま食べて、あとは大鍋でコトコトと砂糖を入れて柔らかく煮た「いちじく煮」、いまの名前ではコンポートといいますが、これが何よりのおやつでした。

 日本人がいちじくに出会ったのは、一七世紀、寛永年間とか。その後、各地で庭木として栽培されるようになりました。でも、地方によっては子供に恵まれない、病人が絶えないといって忌むところもあるようです。花がきちんと咲かないことが原因なのでしょうか。おいしさに比べると、これはあまり根拠のないことのようですが。

 原産地はアラビアで、中国でも五痔(5種類の痔)を治す薬用植物として有名です。主な成分には、糖分、ビタミンB1、B2、C、カルシウム、鉄分、灰分などがありますが、薬効成分として活躍するのは、ペクチンです。これは、腸の働きを活発にし、便通を整える作用がありますので、便秘、痔に薬効があるというわけです。

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また、葉から出る白い液には、皮膚をやわらかくする作用があります。おいしい時期はほんの短い間ですが、乾燥したり、煮つめたりすると保存がききます。ただし、食べすぎるといちじくが割れるように口に傷ができますのでご用心を。

便秘には生で食べる

できるだけ生のまま、一日に2回ほど、一回2個食べます。また、脂っぽい肉料理のデザートには、腸を活発に働かせるよう、いちじくのコンポートにしてはいかがでしょう。
 コンポートは、いちじくの皮をむき、ひたひたの水と一緒に中火にかけ、やわらかくなるまで煮ます。煮汁がピンク色になったら砂糖を好みの量加え、さらに煮汁が半分くらいになるまで煮ます。

痔やいぼには葉の白い液を塗布

いちじくの実を食べることで便通が整い、痔も軽くなるはずですが、より効果アップには、葉の根元の白い液を直接塗布します。白い液には皮膚をやわらかくし、なめらかにする作用もありますから、いぼ、うおの目、たこを除くのにも効果があります。といっても、かなりひどい場合には無理ですから、きちんと治療することが大切です。

便秘、痔の予防にいちじく酒

いちじく1kgはきれいに洗い、根元を切り、縦二つ割りにして保存瓶に入れ、そこに、皮むきレモン2個、はちみつ200g、ホワイトリカー1.8ℓを注いでそのまま保存します。3週間くらいでレモンを出し、1か月ほどでいちじくをこして出来上りです。盃1杯を一日2回飲みます。

手足の荒れに果実の汁を塗る

ひじ、ひざ、かかとなど年をとると、かさかさ、ごわごわとかたくなってきます。こんなときには、いちじくの汁を塗ってやわらかくします。
 実をガーゼなどに包んで少しっぶしながらしぼり、その汁をかたい部分にすり込むのです。毎日続けて1~2週間もすると、かさかさがとれ、潤いが出てきます。

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