桃の効能

6月 20th, 2015

桃
書物によれば、桃の原産地は中国。中国では3000年前から栽培され、多くの伝説を持つ神秘的な果物で、長生の実、不老長寿の果物といわれてきました。孫悟空が天界で長生きするために盗んだのが桃で、それは桃に魔よけの力、邪気を払う力が備わっているからだといわれています。このような力のある桃を尊重し、敬う気持ちから、自然に桃色を使うようになったのでしょうか。生活の中の桃色と果物の桃は切り離せないと思うのですが……。

調べによると、桃の花や葉にはごく微量の青酸化合物が含まれ、また果実には鎮静作用があるということですから、やはり、どこか魔法の魅力を持つ果物なのかもしれません。

桃は滋養分があり、ペクチンを含んでいますから血行をよくし、便秘によい果物です。また、果実だけではなく、花はむくみ、葉はあせもに薬効がありますから、一本全部が粟の木ともいえましよう。特に果実の種(核) は、〝桃仁″と呼ばれ、婦人病の漢方薬としてなくてはならないものとなっています。家に桃の木があれば、大事にしたいものです。
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夏みかんの効能

5月 22nd, 2012

夏みかん
主成分はクエン酸とビタミンC。疲労回復、動脈硬化予防の薬効があります。クエン酸成分が疲労の原因になる乳酸を分解し、エネルギー代謝を円滑にするからです。また、クエン酸には動脈に蓄積される乳酸をも分解する作用がありますので、動脈硬化予防にも効果があるというわけです。

そして、見逃してならないのが皮の働き。皮には精油成分とペクチンが含まれています。お風呂に入れると精油成分がお湯に溶け出して神経痛やリューマチに薬効があり、肌を整える作用もあります。皮を生かしてマーマレードや砂糖漬けにすると、ペクチンの働きで腸がうまく活躍し、便秘の解消にも役立つというわけです。
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なしの効能

8月 20th, 2009

梨
原産地中国では、なしはのどの渇きに効き目が顕著であることが知られていて、〝百果の宗″ と呼ばれ、昔から広く利用されてきたといわれています。特に、漢の武帝は、乾燥する北部の土地はのどを痛めることが多いと、庭園になしを栽培していたといいます。

なしは豊富な水分を含んでおり、薬効といえば、この水分によるところが大きいわけです。特に風邪で熱があり、のどが渇く、せきが出る、たんがからむなどには効果的です。

その他の成分としては、糖分、リンゴ酸、クエン酸、ビタミン類などですが、消化酵素も含んでいますので、消化促進の薬効があります。なかでも肉料理の消化増進に効きます。また、果実がザラザラとした感じがするのは、石細胞があるからで、これは便秘に効用ありです。ただ、消化器系の病気がある人には不向きです。
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すいかの効能

7月 1st, 2009

すいか
すいかは、漢字で西瓜と書きますが、これは中国に伝えられたままの名前を用いたもの。原産地はアフリカで、中国へは西から渡ってきたことになり、ウリ科の果物でしたから、この名前がつけられたわけです。日本には平安時代にすでに入っていましたが、16世紀の終りに再度オランダ人によって伝えられたそうです。

すいかの薬効は、利尿作用にあります。アミノ酸の一種であるシトルリンが含まれており、これが利尿作用に働くため、昔から腎臓病の妙薬といわれ、腎臓だけではなく、心臓病、高血圧などにも用いられてきました。また、中国では暑気あたりや糖尿病に用いる漢方の〝白虎湯″と同じ働きをするといわれ、すいかを別名〝天然の白虎湯″とも呼んでいるそうです。
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びわの効能

12月 22nd, 2008

びわ
原産地中国では、実や葉ばかりではなく、花、種、根も薬用に使っているそうです。日本には、奈良時代に伝えられ、この時一緒に薬用としての使用法も伝来されたようで、施薬院にびわの葉療法が行なわれていたと記されています。また、江戸時代の記録によると、夏には「びわ薬湯売り」という商売が町中を歩いていた、とありますから、びわは古くから人々の治療薬であったといえましょう。

ごく最近では、こうした効果が再び見直されたせいでしょうか。びわ温灸などが復活しはじめているようです。

びわの実には、糖質、カロチン、ビタミンB、リンゴ酸、クエン酸、カルシウム、鉄分などが含まれています。風邪のせき、のどの渇きなどに薬効があります。葉には、サポニン、タンニン、ビタミンB1が含まれ、せき止め、去痰、暑気あたり、腸炎などに薬効があります。最近では、葉から抗ガン成分が発見され、ますます注目されるようになっています。
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あんずの効能

12月 15th, 2008

あんず
あんずの英名はアプリコット。現在ではカリフォルニアが主要産地になっています。原産地は中国。中国では杏子と書きます。杏子の林を杏林といい、これは医者のことで、昔、中国の名医が治療代を取る代りに杏を植えさせ、数年で林になったという故事に由来しています。

あんずの主な薬効は、その種に含まれているのです。種の殻を取った中の核(仁) に薬効があり、それは〝杏仁″と呼ばれています。これが漢方薬の主成分で、せき止め、のどの痛み、便秘に効くのです。

この〝杏仁″という文字は中国料理店のメニューのデザートの中で見かけることがあります。あの杏仁豆腐です。甘ずっぱくて、くせのある香りが、杏仁というわけです。これは、薬用にする杏仁とは種類が少し違うのですが、薬効がないわけではありません。やはり、せきを緩和する、のどを潤すといった効果を持つのです。また、杏仁湯と呼ばれる飲み物も、消化を助ける働きをする杏仁を使った中華デザートの一つです。
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さくらんぼの効能

12月 11th, 2008

さくらんぼ
日本のさくらんぼ、といえば山形が有名ですが、初めて登場したのは明治の初めごろとか。以来、品種改良が繰り返され、現在のようなおいしいさくらんぼができるようになりました。

さくらんぼの成分は、主には糖質ですが、カロチンやカリウム、鉄分が多いのが特徴です。特に鉄分は果物の中でも群を抜いています。ですから、薬効は貧血、疲労回復で、元気を補うことになるわけです。また、カロチンがあることから、疲れ目を予防する効果もあるのです。

ほんのわずかな時期しか店先に顔を見せないさくらんぼですが、そのころは、ちょうど梅雨から夏への季節の変り目でもあり、体調をくずしがちですから、少しでも食べるようにしたいものです。
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いちごの効能

11月 29th, 2008

いちご
 日本にやって来たのは江戸時代、オランダ人により伝えられました。原産地は当然オランダ、と思うわけですが、なぜかチリが原産なのです。いちごにもさまざまな種類があります。そのうちの一種類がオランダに渡って、本格的な栽培が始まり、それが日本にもたらされたのでしょう。

 近ごろではいちごも甘みが増し、香りもよくなり、まさにフルーツの中の女王といった存在ですから、その薬効にも期待が高まっているようです。

 主な成分はビタミンC。100gに50~100mgですから宝庫といってもいいでしょう。ビタミンCには疲労回復、風邪の予防といった効果、それに肌を整える作用もありますから、女性にとっては強力な味方といえましょう。 Read the rest of this entry »

すもも(プラム)の効能

11月 29th, 2008

プラム
 すももは『古事記』にも出てくるほど古い果物で、特に中国では肝を養うものとして、重要な果物とされてきました。
 主な成分は良質のペクチンですから、昔から便通をよくする薬効が知られ、緩下剤に利用されています。酸味成分にはクエン酸、リンゴ酸、コバク酸が含まれており、これは疲労回復に効果があります。また、ビタミンAや鉄分もありますから、貧血、肝機能向上、生理不順などにも薬効があるとされるのでしょう。

 すももは種類もいろいろあるのですが、赤紫色のものはプルーンと呼ばれ、これを乾燥させたものがドライプルーンです。乾燥することで、より成分が充実し、鉄分、ビタミンA、カルシウムなどがバランスよく含まれることから、いまや生のすももよりも、食べやすく、手軽な健康食品として注目を浴びています。

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ゆずの効能

11月 27th, 2008

ゆず
ゆずと言えばゆず湯が思い浮かびますが、ゆず湯のほかにも、吸い物にゆずの香り、ゆずようかん、ゆずもち、ゆずみそ、ゆべしなど、香り、実、皮ともに昔からさまざまに利用されています。特に利用範囲の広いのは、その香り。

香りの成分は皮に含まれる精油成分が主なもの。これには、温熱効果がありますから、冷え性、リューマチ、神経痛などによいわけです。また、果汁に含まれるのはビタミンC、B1、B2で、ヒビやアカギレなどの手荒れを整える薬効も備えているのです。鉄分、カリウム、カルシウムなどのミネラルは、血液浄化に効き、貧血などにも効用があるというわけです。

ゆずの木の原産地は中国揚子江上流といわれていますが、やはり寒い地方のもの。日本では果実の使い方が根づいたようです。
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