なしの効能

8月 20th, 2009

原産地中国では、なしはのどの渇きに効き目が顕著であることが知られていて、〝百果の宗″ と呼ばれ、昔から広く利用されてきたといわれています。特に、漢の武帝は、乾燥する北部の土地はのどを痛めることが多いと、庭園になしを栽培していたといいます。

なしは豊富な水分を含んでおり、薬効といえば、この水分によるところが大きいわけです。特に風邪で熱があり、のどが渇く、せきが出る、たんがからむなどには効果的です。

その他の成分としては、糖分、リンゴ酸、クエン酸、ビタミン類などですが、消化酵素も含んでいますので、消化促進の薬効があります。なかでも肉料理の消化増進に効きます。また、果実がザラザラとした感じがするのは、石細胞があるからで、これは便秘に効用ありです。ただ、消化器系の病気がある人には不向きです。

風邪の熟でのどが渇くとき

なしの水分は果実の89%です。熱でのどが渇いたときの効果的な方法があります。なし1個を薄切りにし、それを冷水300ccほどに半日ほど浸し、その汁を飲むのです。これで熱が和らぎ、のどの渇きも止まります。
同じ風邪でもせきやたんが出るときには、しぼり汁を煮汁にして飲むようにします。それには、なしを1~2個ジューサーでしぼり、これにしょうがのしぼり汁をほんの少量、はちみつ少量を加えて弱火にかけて煮つめます。とろとろになったところで火を止め、これを一日1回飲みます。せきやたんが切れてよくなります。

声がかれたらうがいする

のどの乾燥で声がかれたようになり、よく出ないときには、しぼり汁でうがいをします。なしを1~2個はどジューサーにかけてしぼり汁をとり、これでうがいをします。のどを潤すのはもちろんですが、肺も潤しますから、声がれがよくなるというわけです。

肉料理に欠かせないなしの効用

肉料理は腸に負担をかけますから、早めに消化されたほうが腸のためにもいいのです。そこで、肉料理のあとは、なしを食べて蛋白質の分解を進めることです。デザートになしの砂糖煮などはいかがでしょう。甘みを極力控えれば、結構おいしいデザートです。

二日酔いには蓮根と一緒に

二日酔いのとき、早くすっきりさせるためには、水分をたくさんとり、アルコール分を身体の外へ出すことです。それにはなしと蓮根を同量ジューサーにかけ、ジュースにして飲むようにします。このジュースは中国では過密折といい、薬膳にも用いられています。

あせもになしの葉風呂

あせものかゆみは耐えられないことがあります。特にひどくしてしまったときは大変です。あせもにはなしの葉の風呂が効果的です。
なしの葉適量を風通しのいい所で乾燥させます。これを布袋に入れてお風呂に入れ、水から沸かします。この中にゆっくりと入浴するのです。あとを清潔にしておくと、かゆみもとれ、早くよくなります。

すいかの効能

7月 1st, 2009

 すいかは、漢字で西瓜と書きますが、これは中国に伝えられたままの名前を用いたもの。原産地はアフリカで、中国へは西から渡ってきたことになり、ウリ科の果物でしたから、この名前がつけられたわけです。日本には平安時代にすでに入っていましたが、16世紀の終りに再度オランダ人によって伝えられたそうです。
 すいかの薬効は、利尿作用にあります。アミノ酸の一種であるシトルリンが含まれており、これが利尿作用に働くため、昔から腎臓病の妙薬といわれ、腎臓だけではなく、心臓病、高血圧などにも用いられてきました。また、中国では暑気あたりや糖尿病に用いる漢方の〝白虎湯″と同じ働きをするといわれ、すいかを別名〝天然の白虎湯″とも呼んでいるそうです。

 それに、思いのほか栄養的にもバランスのいい食べ物です。水分のほか、ビタミンA、B1、B2、C、カルシウム、カリウム、リン、鉄分、アミノ酸が含まれています。ただ、胃腸の弱い人や冷え性の人は食べすぎないように。かえって逆効果になります。

すいか糖の万能薬的効果

 音、すいかのとれない季節に、腎臓病の人の妙薬として作り出されたのがすいか糖です。心臓病、高血圧、妊娠、その他水分のとりすぎによるむくみなどに、また、風邪でのどが痛い、たんがからむときなどにも有効です。少し面倒なのですが、すいかが出回る季節に、すいか糖を作っておいてはいかが。
 すいか2~3個の果肉をしぼり、そのしぼり汁を鍋に入れて、中火で気長に、こびりつかないようにしゃもじでかき混ぜながら煮つめます。5~6時間かけて珊ccくらいまでにし、汁にとろみがつき水あめ状になったらさらに煮つめ、どろどろ状で出来上りです。瓶に移して保存します。
 特に種も一緒に煮るとより効果があります。煮っめて、果汁が猶のところで種を取り出し、さらに煮つめるのです。種には、止血、痛み止めの薬効があります。飲むときは10ccをお湯に溶いて。

熟、せきにはしぼり汁

 すいか宛の果肉をしぼり、そのしぼり汁を飲みます。少し冷やしておくと効き目がよりアップします。うわごとを言うような熱のときもしぼり汁で熱が下がり、せきや舌のかさかさもよくなってきます。

口内炎にもしぼり汁

 ヒリヒリ痛みを伴う口内炎にもしぼり汁です。すいかを少ししぼり、その汁を口に含み、しばらくして吐き出します。数回くり返すといたみが治まってきます。

すいかの皮で、肌のマッサージ

 皮をちょっと水で洗い、小さく切り、それで顔、手、ひじ、ひざ、かかとなどをマッサージする要領でこするのです。あとは水で流します。肌荒れもなくなり、つるつるになってきます。

日焼けにすいかバック

 食べ終わったすいかの皮を洗って冷蔵庫で冷やし、それをほてった肌にはります。冷たくした皮が熱を奪いますから、ほてりは治まってきます。乾いたら取り替えて、早めに熱を除きます。日焼けは一種のやけどですから、ひどくならないようにあとの始末をきちんとしておきます。

すいかの漬物

 皮を洗って漬物にします。ぬかでも、塩漬けでも。皮の部分には、コレステロールを少なくする、血管拡張をするなどの作用を持つ成分が含まれています。外側の緑部分は取り除いて、白い部分だけにし、バナナくらいの大きさに切って漬けます。2~3日でおいしく漬かります。

すいかの種をだしの素に

 すいかの種も利用を。種を集めて洗い、フライパンで軽くいり、乾かします。これを袋に入れ、沸騰したお湯に1~2分、一煮えしたら引き上げます。これでおいしいだしの出来上り。だしをきらしたときは、こんな利用法も試してみては。

びわの効能

12月 22nd, 2008

 原産地中国では、実や葉ばかりではなく、花、種、根も薬用に使っているそうです。日本には、奈良時代に伝えられ、この時一緒に薬用としての使用法も伝来されたようで、施薬院にびわの葉療法が行なわれていたと記されています。また、江戸時代の記録によると、夏には「びわ薬湯売り」という商売が町中を歩いていた、とありますから、びわは古くから人々の治療薬であったといえましょう。

 ごく最近では、こうした効果が再び見直されたせいでしょうか。びわ温灸などが復活しはじめて
いるようです。

 びわの実には、糖質、カロチン、ビタミンB、リンゴ酸、クエン酸、カルシウム、鉄分などが含まれています。風邪のせき、のどの渇きなどに薬効があります。葉には、サポニン、タンニン、ビタミンB1が含まれ、せき止め、去痰、暑気あたり、腸炎などに薬効があります。最近では、葉から抗ガン成分が発見され、ますます注目されるようになっています。

のどの渇きにはそのまま

 のどが渇くときには、実を食べます。びわの水分がのどの渇きを潤してくれます。特に風邪で熱があるときには思いのほか効果があります。2~3個ほどで渇きには充分といえましょう。ただ、とってからあまり時間がたったものは水分が少なくなっていますのでご注意を。

せき止めには葉の煎じ液

 せきがかなりひどいときには、葉の煎じ液を飲みます。
 びわの葉20gを、よく洗い、産毛を取り除き、これに300ccの水を入れて、半量になるまで煮つめた液を飲みます。のどや肺が潤いますから自然にせきが止まります。煎じ液が苦手な人は、びわの実をしぼった汁に葉と氷砂糖を加え、これを弱火で半量くらいまで煮つめたものを飲んでもいいでしょう。

びわ茶の風邪やたん予防効果

 びわの葉を煎じるのではなく、もっと手軽に作るお茶は、風邪予防やたんの予防、また夏パテ予防や疲労回復にも効果があります。簡単ですから作ってフリージングしておいてはいかがですか。
 びわの葉をよく洗い、表面の産毛はタオルでふきながら除き、陰干しにしてよく乾燥させます。すっかり乾燥し、つかむとパラパラと崩れる程度になったら、手でもんで、細かくお茶のようにします。
 これを、お茶と同じようにいれて毎日飲みます。また、これでうがいをすると、たんが予防できますので、多めに作り、フリージング用ポリ袋で冷凍するか、お茶缶などに入れて保存しておきたいもの。


あせもにびわ葉湯

 びわの葉の煎じ液を、そのままガーゼなどに浸し、湿布すると、あせもや皮膚炎に効果があります。また、お風呂に入れて入浴しても、あせもには功を奏します。煎じるのが大変なときには、乾燥させたびわの葉を布袋に入れて、水から沸かし、入浴します。これでも結構皮膚炎やあせものかゆみは治まります

あんずの効能

12月 15th, 2008

 あんずの英名はアプリコット。現在ではカリフォルニアが主要産地になっています。原産地は中国。中国では杏子と書きます。杏子の林を杏林といい、これは医者のことで、昔、中国の名医が治療代を取る代りに杏を植えさせ、数年で林になったという故事に由来しています。

 あんずの主な薬効は、その種に含まれているのです。種の殻を取った中の核(仁) に薬効があり、それは〝杏仁″と呼ばれています。これが漢方薬の主成分で、せき止め、のどの痛み、便秘に効くのです。
 この〝杏仁″という文字は中国料理店のメニューのデザートの中で見かけることがあります。あの杏仁豆腐です。甘ずっぱくて、くせのある香りが、杏仁というわけです。これは、薬用にする杏仁とは種類が少し違うのですが、薬効がないわけではありません。やはり、せきを緩和する、のどを潤すといった効果を持つのです。また、杏仁湯と呼ばれる飲み物も、消化を助ける働きをする杏仁を使った中華デザートの一つです。

 なるほど長い歴史の中で植物を食生活にも用いてきた中国ならではの食べ物といえましょう。
 種はともかくとしても、あんずにはどのような働きがあるのでしょうか。あんずの成分は、リンゴ酸、クエン酸、ブドウ糖、果糖、ビタミンA、B2、C、鉄分、リンなどです。身体を温め、腸の働きを整え、疲れを回復させる効用があります。ゆえに、冷え性、便秘、疲労回復の薬効を持っています。特に干しあんずにはミネラルが多く、手軽に食べたい乾燥果物です。

冷え性にはあんず酒を

 冬は身体が冷えやすく、特に手足が温まりにくく、また夏は手足がほてりやすいという人は、冷え性で、あまり血液の循環がよくない人です。あんずには身体を温める働きがありますから、干しあんずを毎日数個ずつ食べるようにします。あんずの作用で少しずつ身体が改善されていき、冷え性もよくなるはずです。
 よりがんこな冷え性の人には、あんず酒がおすすめです。あんず1kgをよく洗い、保存瓶に入れ、氷砂糖400g、ホワイトリカー1.8ℓを注ぎ、3か月保存し、実を取り出して、そのまま2か月ほどさらに放置します。毎日盃1~2杯くらいずつ飲むと効果的です。

便秘にはそのまま食べる

 生でも干したものでもあまり効果のほどに変わりはありませんが、生のものは手に入りにくいことがありますから、手軽なのは干しあんずです。一日3回1~2個ずつ食べましょう。綬下作用がありますから、腸の動きが活発になり便の通りがよくなるでしょう。

暑さ負け、疲労回復に干しあんず

 成分のクエン酸、リンゴ酸、ブドウ糖などは疲れを回復させる作用を持つものです。干しあんずはカロリーの点からも、すばやく効果を表わす食べ物です。夏の暑さで疲れがたまり夏パテ状態が起きたとき、激しいスポーツで疲れが蓄積したときなどに干しあんずを数個食べます。糖分が作用して、早く元気が出て、またクエン酸の働きで疲労も回復するはずです。

さくらんぼの効能

12月 11th, 2008

 日本のさくらんぼ、といえば山形が有名ですが、初めて登場したのは明治の初めごろとか。以来、品種改良が繰り返され、現在のようなおいしいさくらんぽができるようになりました。

 さくらんぼの成分は、主には糖質ですが、カロチンやカリウム、鉄分が多いのが特徴です。特に鉄分は果物の中でも群を抜いています。ですから、薬効は貧血、疲労回復で、元気を補うことになるわけです。また、カロチンがあることから、疲れ目を予防する効果もあるのです。

 ほんのわずかな時期しか店先に顔を見せないさくらんぼですが、そのころは、ちょうど梅雨から夏への季節の変り目でもあり、体調をくずしがちですから、少しでも食べるようにしたいものです。

貧血の改善に

 現代女性は栄養のバランスがあまりよくないので、貧血をおこしがちだといわれています。もし、急に立ち上がったときにくらくらしたり、頭から血がすーっと引くような感じがしたら、貧血ぎみの予告です。さくらんぼをたくさん食べるようにしましょう。

病後の回復に

 さくらんぼには糖質が含まれていますから、疲労を回復し、元気を補うには適した果物です。特に、虚弱体質を改善して、体調を整えたい人、病気の後に元気をとり戻したい人には向いているでしょう。

関節炎対策に

 カロチンが多いわけですから、疲れ目を予防するにも効果があります。また、漢方でいう風湿を取り去るともいわれていますから、湿気や風による、いわゆる関節炎などにもいいでしょう。

さくらんぼ酒を作る

 さくらんぼは登場時期が短いので、できればお酒にして保存しておくといいでしょう。
 さくらんぼ1kgは洗って水分をふき、保存瓶に入れます。氷砂糖150g、ホワイトリカー1.8ℓを注ぎ、3~6か月保存します、これでピンク色のきれいなさくらんぼ酒になります。さくらんぼはとり出して、さらにそのまま保存しておきます。疲れたときには氷と水で冷たくしたり、お湯で温かくして飲みましょう。

いちごの効能

11月 29th, 2008

 日本にやって来たのは江戸時代、オランダ人により伝えられました。原産地は当然オランダ、と思うわけですが、なぜかチリが原産なのです。いちごにもさまざまな種類があります。そのうちの一種類がオランダに渡って、本格的な栽培が始まり、それが日本にもたらされたのでしょう。

 近ごろではいちごも甘みが増し、香りもよくなり、まさにフルーツの中の女王といった存在ですから、その薬効にも期待が高まっているようです。

 主な成分はビタミンC。100gに50~100mgですから宝庫といってもいいでしょう。ビタミンCには疲労回復、風邪の予防といった効果、それに肌を整える作用もありますから、女性にとっては強力な味方といえましょう。


ヘビースモーカーには常食を

 たばこを吸うことで失われるのは、ビタミンCとか。ある研究によると、1本吸うたびに20mgは失われているということです。たばこを吸う人にとってビタミンCはいつも補給しなければならないというわけです。健康のためだけでなく、お肌のためにも補給は欠かさないように。一日5粒は食べたいもの。

風邪予防にいちご酒

 ビタミンCやクエン酸が疲れを除きますから、風邪の予防にいちご酒を備えましょう。 いちご200gは洗ってへたを取り、器に入れ、その中にグラニュー糖100g、ホワイトリカー450cc、レモンの輪切り2枚を加え、電子レンジに4~5分かけます。そのまま保存し、3~4日後にはきれいなピンク色のいちご酒の出来上りです。背中がぞくぞくしたときや、疲れたときにお湯や氷で割って飲み、ぐっすり眠れば、風邪にかかる心配もないというわけです。

しみ、そばかすにも生で

 ビタミンCは、メラニン色素が増加するのを抑える働きもあります。最近、しみ、そばかすが気になる人はビタミンCをとるように。季節によっては手軽ないちごをどうぞ。

うおの目にはいちごの葉がいい
 うおの目は痛くてつらいもの。早めに除きたいのですが、それにはいちごの葉に塩少量加えてもみ、それをはりつけておきます。時々はり替えると、割合早く除けます。

肌を整えるにはいちご乳液

 お肌はさまざまな性質がありますので、肌に合ったものを使いたいわけですが、いちご乳液は脂性タイプの人向きです。
 いちご5粒ほどをしぼり、そのしぼり汁に牛乳200cc加えて出来上り。肌の汚れや脂分が除かれ、肌が整います。ただし、これは脂分の多い人に向きますから、普通肌の人は使わないように。少しべとつくようなときは、いちごを多めにして牛乳の分量を減らすようにすると気になりません。

いちごの保存

 フリージングしておくのが一番ですが、洗ってへたを取ったあと、少し水分のあるうちに、グラニュー糖をまぶしておきます。砂糖を少ししみ込ませておくと、フルーツシャーベットとしてもおいしく食べられます。フリージング袋に入れ、長期保存ができます。

すもも(プラム)の効能

11月 29th, 2008

 すももは『古事記』にも出てくるほど古い果物で、特に中国では肝を養うものとして、重要な果物とされてきました。
 主な成分は良質のペクチンですから、昔から便通をよくする薬効が知られ、緩下剤に利用されています。酸味成分にはクエン酸、リンゴ酸、コバク酸が含まれており、これは疲労回復に効果があります。また、ビタミンAや鉄分もありますから、貧血、肝機能向上、生理不順などにも薬効があるとされるのでしょう。

 すももは種類もいろいろあるのですが、赤紫色のものはプルーンと呼ばれ、これを乾燥させたものがドライプルーンです。乾燥することで、より成分が充実し、鉄分、ビタミンA、カルシウムなどがバランスよく含まれることから、いまや生のすももよりも、食べやすく、手軽な健康食品として注目を浴びています。

二日酔いには生のままで

 すもものクエン酸、リンゴ酸などの酸味成分が肝機能を向上させ、二日酔いを解消してくれます。また、水分もありますから利尿を促します。二日酔いには生で食べることをおすすめします。一回に2~3個を生で食べてみましょう。口の中もさっぱりして、頭痛などもとれてすっきりしてくるようです。

疲労回復にしぼり汁と酒を加えて

 元気がないとき、疲れが抜けないときにはすもものしぼり汁に、日本酒をちょっと加えたものを飲みましょう。また、すもも酒を作っておいても便利です。
 すもも1kgは洗い、保存瓶に入れ、そこに氷砂糖150g、ホワイトリカー1.8ℓを注ぎ、時々軽くゆすり、そのまま6か月おきます。6か月過ぎたら、すももをこして出来上りです。すっきりしないときは、盃2杯ほど飲みましょう。

便秘にドライプルーン

 パッと効き目のあるものではありませんが、一日10個くらいずつ食べていると、徐々に便秘に効果が表われてきます。あせらずに気長に続けることをおすすめします。
 また、紅茶に浸し、やわらかくしたドライプルーンに砂糖を加えて弱火で煮立て、それにブランデーを入れて香りをつけます。これは洋酒のおつまみにも合いますので、変わった味も楽しんでみましょう。

貧血にもドライプルーン

 鉄分が豊富なドライプルーンは、貧血、生理不順の人に向いています。その上、美しい肌を作る効果もありますから、女性の方には向く食べ物です。毎日数個ずつでも続けて食べるようにすると、貧血が改善され、お肌のつやや張りもよくなってきます。

ゆずの効能

11月 27th, 2008

ゆずと言えばゆず湯が思い浮かびますが、ゆず湯のほかにも、吸い物にゆずの香り、ゆずようかん、ゆずもち、ゆずみそ、ゆべLなど、香り、実、皮ともに昔からさまざまに利用されています。特に利用範囲の広いのは、その香り。

 香りの成分は皮に含まれる精油成分が主なもの。これには、温熱効果がありますから、冷え性、リューマチ、神経痛などによいわけです。また、果汁に含まれるのはビタミンC、B1、B2で、ヒビやアカギレなどの手荒れを整える薬効も備えているのです。鉄分、カリウム、カルシウムなどのミネラルは、血液浄化に効き、貧血などにも効用があるというわけです。

 ゆずの木の原産地は中国揚子江上流といわれていますが、やはり寒い地方のもの。日本では果実の使い方が根づいたようです。

冷え性にいいゆず湯

 血液循環が悪くて手足が冷えやすい人、神経痛やリューマチの人は時々ゆず湯で血行をよくし、身体を温めるようにしたいもの。冬はもちろんのこと、夏でもぬるめのお湯にゆずを入れて、ゆっくりと温めることが大切です。

 熟したゆず数個を水洗いし、輪切りにしたものをお風呂に浮かべます。お湯の汚れが気になる人は、布袋に入れて使います。これでかかと、ひじ、ひざなど荒れやすいところをこすると、つるつると肌が整ってきます。1回使ったら捨てるのではなく、2~3回使えますので、使い終わったらちょっと干しておきます。

貧血予防にゆず酒

 ゆずは香りを使うもので、あまり果実は利用しないのですが、果実酒でしたらどちらも利用でき、またビタミンCもたっぷりです。
 ゆず6個は水洗いし、輪切りにして保存瓶に入れます。そこにはちみつ400g、ホワイトリカー1.8ℓを注ぎ、涼しい所に3か月ほど放置したあと、ゆずをこして出来上りです。一日に盃1~2杯ずつ飲むと貧血、動脈硬化予防、疲労回復などにいいでしょう。

手荒れにしぼり汁

 ヒビ、アカギレなど肌の潤いがなく手荒れになったときには、ゆずのしぼり汁を直接すり込みます。ゆずの精油成分で肌が整い、また血行も促されますから、徐々によくなってきます。ヒリヒリと痛みのあるときには、量を加減しながら少しずっすり込んでいきます。同時に、ゆず湯に入ると、より一層効果的です。ヒビやアカギレがひどいときには、風にさらさないよう手袋を忘れずに。

ゆずは冷凍に

 ゆずの季節には安いものが出回りますから、多めに買っていつでも使えるようにします。こんなときの保存にはフリージングが便利。冷凍用のポリ袋に入れて、そのままフリージング。6か月くらいはもちます。

いちじくの効能

11月 25th, 2008

 いちじくは、〝無花果″と書くように、本当に花らしい花がなく、すぐ実をつける不思議な果物です。数個だけ生のまま食べて、あとは大鍋でコトコトと砂糖を入れて柔らかく煮た「いちじく煮」、いまの名前ではコンポートといいますが、これが何よりのおやつでした。

 日本人がいちじくに出会ったのは、一七世紀、寛永年間とか。その後、各地で庭木として栽培されるようになりました。でも、地方によっては子供に恵まれない、病人が絶えないといって忌むところもあるようです。花がきちんと咲かないことが原因なのでしょうか。おいしさに比べると、これはあまり根拠のないことのようですが。

 原産地はアラビアで、中国でも五痔(5種類の痔)を治す薬用植物として有名です。主な成分には、糖分、ビタミンB1、B2、C、カルシウム、鉄分、灰分などがありますが、薬効成分として活躍するのは、ペクチンです。これは、腸の働きを活発にし、便通を整える作用がありますので、便秘、痔に薬効があるというわけです。

また、葉から出る白い液には、皮膚をやわらかくする作用があります。おいしい時期はほんの短い間ですが、乾燥したり、煮つめたりすると保存がききます。ただし、食べすぎるといちじくが割れるように口に傷ができますのでご用心を。

便秘には生で食べる

 できるだけ生のまま、一日に2回ほど、一回2個食べます。また、脂っぽい肉料理のデザートには、腸を活発に働かせるよう、いちじくのコンポートにしてはいかがでしょう。
 コンポートは、いちじくの皮をむき、ひたひたの水と一緒に中火にかけ、やわらかくなるまで煮ます。煮汁がピンク色になったら砂糖を好みの量加え、さらに煮汁が半分くらいになるまで煮ます。

痔やいぼには葉の白い液を塗布

 いちじくの実を食べることで便通が整い、痔も軽くなるはずですが、より効果アップには、葉の根元の白い液を直接塗布します。白い液には皮膚をやわらかくし、なめらかにする作用もありますから、いぼ、うおの目、たこを除くのにも効果があります。といっても、かなりひどい場合には無理ですから、きちんと治療することが大切です。

便秘、痔の予防にいちじく酒

 いちじく1kgはきれいに洗い、根元を切り、縦二つ割りにして保存瓶に入れ、そこに、皮むきレモン2個、はちみつ200g、ホワイトリカー1.8ℓを注いでそのまま保存します。3週間くらいでレモンを出し、1か月ほどでいちじくをこして出来上りです。盃1杯を一日2回飲みます。

手足の荒れに果実の汁を塗る

 ひじ、ひざ、かかとなど年をとると、かさかさ、ごわごわとかたくなってきます。こんなときには、いちじくの汁を塗ってやわらかくします。
 実をガーゼなどに包んで少しっぶしながらしぼり、その汁をかたい部分にすり込むのです。毎日続けて1~2週間もすると、かさかさがとれ、潤いが出てきます。

パパイアの効能

11月 24th, 2008

 初めて食べた時、まず驚いたのは、おいしさよりも何より、種が多いこと。小さな種がびっしりと詰まっている姿は、他の果物には見られないものでした。もちろん、味の点でも、今までの果物とは一味違ったものでした。

 パパイアに含まれる成分は、ビタミンA、Cが多く、その上、蛋白質分解酵素パパインを含んでいるのです。ですから、パパイアの薬効といえば、消化促進がすべてです。実際に、消化剤として使われているわけですが、ただ一つの欠点は、熟したものほど、蛋白質分解酵素の含有量が減ることです。熟しすぎて、オレンジ色に変化しているものは、消化の効き目は期待できないというわけです。熟しているかどうかは、外観からなかなか吟味ができないものですが、黄色がオレンジ色になっていたら熟している目安です。

肉料理の消化剤として

 蛋白質分解酵素を含んでいますから、肉料理のつけ合せにしてみてはいかが。
 サラダの材料として、フルーツサラダや魚介サラダに使います。消化を助けるには、半個分ほど食べると胃のもたれもなくなり、すっきりするというわけです。また、そのままレモン汁をかけてデザートにしたり、ジュースにしても消化がよくなるでしょう。

かたい肉をやわらかくする
 果汁の中に肉を2~3時間つけておくだけ。かたい肉もかなりやわらかくなりますから、おいしく食べられます。これも分解酵素の作用によるものでしょう。試してみてください。